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issue: 177
title: 労働力はどれだけ足りなくなる? 未来予測
subtitle: 労働力不足社会vol.1
date: 2023-04
pages: 54
source: raw/w_177.txt
tags: [労働力不足, 未来予測, 1100万人不足, 人口減少, 外国人労働者, 年収の壁, エイジダイバーシティ, 富士通, カインズ, PALTAC]
type: issue_card
特集の位置づけ
労働力不足社会シリーズ第1弾(シリーズ開幕号)。5号連続企画の起点。本誌編集=入倉由理子、浜田編集長期。「2040年1100万人不足」という予測を中心に、人口動態→産業別影響→企業対応の3層構造で未来予測と現状を示す。以降のシリーズ(w_178-181)の全ての基礎となる号。
中心的主張
- 2040年1100万人の労働力不足 — 団塊ジュニア世代が65歳になるタイミングで顕著化
- 景気を超えた構造的な人手不足 — 2019年最高水準に迫る
- 人手不足理由の倒産件数増加 — 休廃業と併せて
- 「外国人まかせ」の現場と言語ミスマッチ — 出身国多様化で深刻化
- 「年収の壁」解消が突破口 — パート女性の潜在労働力917万人
- エイジダイバーシティに着目せよ — 人手不足だけでなく世代多様性
- 「誰も責任を負わないなら皆の責任です」 — 『2人のローマ教皇』を引用
主要記事リスト
Section 1 「労働力不足社会」のリアルを描き出す(pp.6-17)
Issue 1 人口減少の真の課題(p.8)
- 従来予測より速いスピードでの人口減少
- 出生数10年以上前倒しで80万人割れ
Issue 2 労働力不足はなぜ起こるか(p.10)
Issue 3 労働力不足になるのは"どこ"か(p.12)
- 産業別・地域別の不足
Column エイジダイバーシティ(p.15)
Issue 4 労働力不足社会における企業の課題(p.16)
Section 2 既に起こっている企業への影響(pp.18-29)
- 求人市場の逼迫(p.18): 景気を超えた構造的人手不足
- 倒産と休廃業(p.21): 人手不足理由の倒産件数増加
- 労働力不足による経済低迷(p.22): 商品・サービスの供給制約
- 人手不足現場の現実(p.24): 日本で進む「外国人まかせ」
- 高度外国人材のミスマッチ(p.26): 出身国多様化と言語の壁深刻化
- 917万人という潜在労働力(p.28): パート女性の「年収の壁」解消が突破口
Section 3 企業はどう向き合うか(pp.30-37)
- PALTAC(p.30): 人財確保に「ウルトラC」はない、人への投資で生産性を
- カインズ(p.32): 人にしかできない仕事こそ人に、自律性と想像力を最大化
- 富士通(p.34-35): スキルを磨けば望むキャリアを、人事制度改革で人材を呼び込む
- 人手不足のリスク(p.36): 企業はどう向き合っていくのか
まとめ(浜田敬子編集長)(p.38)
「日本が、永遠に"失われた"かつての先進国にならないために」
連載
- ローカルから始まる — Next Commons Lab 林篤志氏
- 人事のアカデミア: その日暮らしの人類学
- Global View: From USA(「大退職」「静かな退職」の次), Nordic(デンマーク国際競争力1位、帰宅午後4時台), Singapore(CQ=Cultural Quotient), Work Tech World(HRテックからWorkテックへ)
- 人事は映画が教えてくれる — 『2人のローマ教皇』(ディスカッションと対話の違い)
- 著者と読み直す — 『「能力」の生きづらさをほぐす』
他号との関係
- 労働力不足社会シリーズ: 本号(vol.1) → w_178(vol.2打ち手) → w_179(vol.3先進国) → w_180(vol.4リスキリング迷子) → w_181(vol.5賃上げ)
- w_192予測1(古屋): 本号の1100万人予測が2年後にも引用される
- w_189長寿就労・w_190女性・w_184人権・w_188インド: 本号の派生問題群
- w_186人的資本・w_180リスキリング: 打ち手の具体化
- w_191失われた30年: 歴史的診断と対をなす
読みどころ
- p.5 はじめに — 2023年時点の危機認識、『2人のローマ教皇』引用
- p.6-7 2040年1100万人不足グラフ — シリーズを貫く象徴的データ
- p.15 エイジダイバーシティ Column — 世代多様性の視点
- p.24-27 外国人まかせの現場 — 特集を超えた問題提起
- p.28-29 917万人年収の壁 — 政策論の中心数値
- pp.34-35 富士通の人事制度改革 — w_191(失われた30年)の富士通事例の前身
一行サマリ
労働力不足社会シリーズ開幕号。2040年1100万人不足という予測を中心に、景気を超えた構造的人手不足・外国人まかせ現場・917万人の潜在労働力(年収の壁)を診断し、PALTAC・カインズ・富士通の企業対応で締める。シリーズの理論的起点。