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issue: 167
title: 社員の病と人事(構造要約)
date: 2021-08
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はじめに(佐藤邦彦編集長序文, pp.4-5)
- これまで取り上げなかった「社員の病」
- 背景1: コロナ禍でメンタルヘルス不調者増加 — うつ病/うつ状態 日本 2013年7.9% → 2020年17.3%(OECD 2021)
- 背景2: 高齢化・長寿就労でがん罹患者増加、女性特有のがん(子宮頸・乳)が30-40代に多い
- 「置かれた環境の"運"が罹患者の"運命"を左右しないように」
働く人々は病にどう向き合っているか(pp.6-17)
5000人調査(亀田高志氏 産業医監修)
- 病や不調がある(あった)正社員5000人
- 性別・年齢で日本人口分布を反映
Q1 どのような病・不調(p.6)
Q2 誰に相談したか(p.8)
Q3 仕事への影響(p.9)
Q4 支援制度と利用(p.12)
考察 両立ネガティブインパクト(p.14)
Column 労働法上の課題(p.16)
病と仕事の両立に真に求められるもの(pp.18-21)
Case 1「なんでも言い合える風土」(p.18)
Case 2 成果とキャリア形成支援(p.20)
- 両立支援より成果・キャリア形成
- 画一的な"配慮"への批判
病と不調をインクルージョンする組織(pp.22-25)
伊藤忠商事(p.22)
- 「厳しくもやりがいのある会社」
- がんになっても働きがいと居場所
日本オラクル(p.24)
- 安心して"働き続ける"選択
- 安心して"働かない"選択
- 両輪で支援
真に有効な支援を阻む壁と乗り越え方(pp.26-37)
組織開発(p.28)
病のある人をインクルージョンする組織に
キャリア支援(p.30)
個別性に向き合い、有効な支援
ジョブアサインメント(p.32)
病のある社員とその周囲への仕事割り振り
休職と復職(p.34)
休職者・再発者の多い組織のフォローアップ
メンタル対策(p.36)
病後のメンタルヘルス不調防止
まとめ 佐藤邦彦編集長「組織の日常がつくり出す病」(p.38)
連載
- スポーツとビジネスを語ろう: パシフィックリーグマーケティング 園部健二氏
- 人事変革のバディ: 三菱ケミカルの多様性人事制度改革
- 極限のリーダーシップ: 巨大サーバー地震停電時リーダー 前田章博氏
- 人事のアカデミア第9講: 民主主義
- 人事は映画が教えてくれる: 『新聞記者』(マキャベリアニスト)
- Withコロナの健康経営: 成長する健康経営
- Withコロナの共創の場づくり: オランダの教育
- 野中郁次郎の経営の本質: 島津製作所 上田輝久社長
読解メモ
- 「"運"が"運命"を左右しない」は、w_191小熊の「大企業型/地元型/残余型」論と同じ問題意識(構造的に運命が決まらないように)
- 5000人調査は本号の実証的背景、w_185(管理職1000人)、w_169(部長1000人)と並ぶ調査重視の佐藤編集長期の特徴
- 日本オラクルの「働かない選択」は w_189長寿就労の「三方よし」、w_192小室「多様な人が働ける社会」の思想系譜
- 伊藤忠商事の「厳しくもやりがいのある会社」は、w_195野田稔「心理的安全性≠ぬるま湯」と同型
- 病×インクルージョンの切り口は w_195本格特集の3年前の先駆
- 「病気休暇・休職の労働法上の課題」は w_184人権、w_195大村剛史(オーバーインクルージョン)と連続
- 連載「Withコロナの健康経営」が本号で登場、後に w_168、w_169で継続し「組織の日常がつくり出す病」という本号まとめテーマを補強