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issue: 176
title: グローバルリスクと人事戦略(構造要約)
date: 2023-02
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はじめに(編集長序文, pp.4-5)
- 2023年1月3日イアン・ブレマー(ユーラシア・グループ)「世界10大リスク」: ならずもの国家ロシア、絶対的権力者習近平、テクノロジーによる社会混乱、インフレショック、追い詰められるイラン、エネルギー危機、世界的発展の急停止
- VUCAの時代、先の見通しの利かない世界
- 企業: 製造・販売拠点撤退・再編、サプライチェーン再構築、グローバル戦略見直し
- 入山章栄「2023年は2022年とは全く異なる"想定外"のイシュー」
- "平時"が"有事"を含む — 想定外は常に訪れる
Section 1 リスクの深層(pp.6-21)
企業は何をリスクと捉えているか(p.6, PwC調査)
国際情勢の3つのトレンド(PwC ピヴェット久美子・齋藤篤史)
- 大国間競争の深刻化: 米国一極→米中対立+中ロ接近、「欧米対中ロ」対立構造
- 世界経済の細分化: 自由貿易への反発、保護主義台頭、米中・対ロ制裁でグローバル市場の経済的細分化
- イデオロギーの経済争点化: 価値観が経済戦略に直結
- 結果: 経済安全保障の台頭(安全保障と経済の融合)
- 企業は「グローバルでない単位で戦略を練る」必要
5大リスクの深層
ウクライナ危機(p.10)
- 他国依存から脱却し自律的な外交を目指す
エネルギー危機(p.12)
- パラダイムシフトが起こり脱炭素経済が始まっている
- 危機が加速した構造変化
円安(p.14)
- 円安が経済停滞を招き人材の流出を加速する
- オーストラリア出稼ぎ問題(w_181で詳述)の前身
サイバー攻撃(p.16)
- 経営戦略としてサイバー対策を講じるべき局面
- 単なるIT部門マターではない
チャイナリスク(p.18)
- 現場の声に耳を傾けてメリハリをつけた対応を
- 撤退・継続の判断基準
Column 米国レポート(p.20)
- テックジャイアントによる大量解雇はリスクか
- 2022末-2023初のテック業界大量解雇報道
Section 2 リスクに向き合う経営・事業を人事はいかに支援するか(pp.22-32)
Dialogue 入山章栄×鹿島浩二(丸紅執行役員人事部長)(p.22-25)
- 経営学×商社人事の対話
- 丸紅のグローバルリスク対応の実例
- w_195の入山章栄Interview(ファシリテーション型リーダー)と連続
Interview 1 オリンパス(p.26-27)
- 世界5地域の制度を統一する人事変革がリスク対応しやすい組織への変化を促す
- グローバル人事の統合モデル
- w_193のオリンパス事例(グローバル採用・人事国境なし)の前身
Interview 2 ローソン(p.28-29)
- 多様化と震災などの経験を礎に、コロナ禍でも中国で店舗拡大
- w_178ローソンアバター店員事例の前身
Interview 3 日本ロレアル(p.30-31)
- 100年後を見据え行動する
- 持続性とビジネスは不可分
Column デンマークレポート(p.32)
- なぜデンマークはリスクを乗り越え国際競争力1位を獲得したのか
- 後のw_177 Nordic連載の源流
Section 3 グローバルで伍して戦える人と組織(pp.33-39)
Societal leader(p.34-35)
- グローバルリーダーは「Societal leader(社会的リーダー)」であれ
- 単なる事業リーダーを超えて、社会課題に向き合う
世界で影響力を発揮する人材育成(p.36-37)
自分ごと化のムーブメント(p.38-39)
- すべての部門での"自分ごと化"が組織を超えたムーブメントを作る
まとめ 浜田敬子編集長「未知のリスクと価値の対立に翻弄されない"強い組織"へ」(p.40)
- リスク対応力のある組織論
- 価値の対立を統合する能力
連載(w_177以降と編集構成が異なる)
- スポーツとビジネスを語ろう(p.42): 鹿島アントラーズFC社長 小泉文明氏(メルカリ取締役兼務)
- 極限のリーダーシップ(p.46): ITカンファレンスプロデューサー 奥田浩美氏
- 人事のアカデミア第18講: 運
- 人事は映画が教えてくれる: 『エール!』(D&Iの本質)
- フェイクニュースにどう向き合うか, Web3とフェイクニュース
- Withコロナの共創の場づくり
- 差別のある世界をいかに生きるか
- 野中郁次郎の経営の本質: バンダイナムコHD川口勝CEO
読解メモ
- 「"平時"が"有事"を含む世界」は本号の象徴フレーム
- 経済安全保障(PwC)は w_194池上の「戦略×人事の溝」論と連続
- Societal leaderは w_195野田智義「個の可能性に賭ける」哲学と連続、w_193TDK「How to embrace」と呼応
- オリンパス/ローソン事例は後続号でも登場(w_193オリンパス、w_178ローソン)
- 丸紅鹿島×入山対談は w_195入山Interviewの前身、丸紅という総合商社人事の視点が重要
- w_177直前の号 — 編集方針転換点: 労働力不足社会シリーズ開始直前の最後の号
- 連載「スポーツとビジネスを語ろう」(小泉文明)、「極限のリーダーシップ」(奥田浩美)は w_177以降で終了または変化
- デンマーク国際競争力1位は後のw_177 Nordic連載の定番テーマに
- 浜田編集長期(2022-2025)の初期号、人事戦略のフレームを確立する号