name: 個と組織の主権シフト description: 石原→佐藤→浜田→佐々木の4代を通じて、「選ぶ側から選ばれる側へ」「Make型からBecome型へ」という主権の個人への移行が全期の通奏低音。特にw_158「3つのオーナーシップ」(石原, 2020-02)が理論的起点 issues: [w_158, w_168, w_170, w_172, w_177, w_178, w_180, w_181, w_183, w_184, w_185, w_189, w_190, w_191, w_192, w_193, w_194, w_195] type: theme

個と組織の主権シフト

テーマ定義

「個と組織の関係における主権の移動」。組織が個を選抜・育成・配置する Make型から、個が主体的に選ぶ Become型へ、という移行。企業は「選ぶ側」から「選ばれる側」になり、個人は「雇われる対象」から「組織の資源となり得る主体」に変わっていく。

この概念は本ナレッジベースの最強の通奏低音。w_177(2023-04)の労働力不足社会シリーズ開幕から、w_195(2026-04)のインクルージョン特集まで、20号すべてに直接・間接に影響している。

登場号の時系列マップ

扱い方 代表的なフレーズ・概念
w_158 (2020-02, 石原) 理論的起点 3つのオーナーシップ(キャリア+仕事+経営)
w_168 (2021-10, 佐藤) 「組織人としての独学」第2特集 個の主体性が人事戦略になる時代
w_170 (2022-02, 佐藤) 若手を辞めさせるな Great Resignation、パーパス/リバース/フレキシビリティ
w_172 (2022-06, 佐藤) 想像力と対話力 "イメージできないものはマネージできない"
w_177 (2023-04) 労働力不足の構造要因として提示 917万人の潜在労働力、個のキャリア自律
w_178 (2023-06) 打ち手として女性・高齢者の主体的選択を重視 多様な人材の活用
w_180 (2023-10) リスキリング迷子=個人責任論の限界 「トランスフォーム×セーフティネット」
w_181 (2023-12) 賃上げ停滞の要因=労働者のデフレ気質 ルイス転換点予想外し
w_183 (2024-04) Z世代のプランB・プランC志向 「真っ白な新人を会社色に染める」の終焉
w_184 (2024-06) 人権としての個人主権 「個人のスキルはどこまで会社のものか」
w_185 (2024-08) 管理職「罰ゲーム」化の裏の個の主権 「上に立つより前に進むリーダー」
w_189 (2025-04) 長寿就労における個の主体的選択 「三方よし」、サードステージ
w_190 (2025-06) 女性の主権回復 上野「企業は人間のためにある」
w_191 (2025-08) 30年失敗の診断の中核 大久保「キャリアオーナーシップを奪った」
w_192 (2025-10) 未来予測での中心軸 朱喜哲「ナラティブを紡ぐ」
w_193 (2025-12) 採用の主権移動 War for Talent、「採用→才要」「多毛作化」
w_194 (2026-02) 適材適所論の再定義 武石「Make→Become」、有沢「人はキャリアで動く」
w_195 (2026-04) インクルージョンの定義の中心 野田智義「個の可能性に賭ける哲学」

主張の変遷・収斂

2023年前半(w_176-178): 問題診断期

2023年後半(w_179-181): 国際比較と賃金の視点

2024年(w_182-187): 多様な人権・世代論

2025年上半期(w_188-191): ダイバーシティの深化と歴史的総括

2025年後半-2026年(w_192-195): 未来・具体化期

主要論者(ナレッジベース横断)

論者 登場号 主張
大久保幸夫(リクルートワークス研) w_177, w_191, w_194 キャリアマッチング、Will/Want起点
野田智義(至善館) w_195 「個の可能性に賭ける哲学」
武石惠美子(法政大) w_194 Make→Become型人事管理
上野千鶴子 w_190 「企業は人間のためにある」
黒田真行(ルーセントドアーズ) w_193 多毛作化、才要
藤井薫(IDRP) w_178, w_193 ユニフォーミズム→マルチフォーミズム

未扱いの切り口

関連する未来の連載候補

ideas/future-themes.md 参照